和歌山県は意外と知られていませんが、魅力的な観光スポットが多い場所です。和歌山の山間部を中心に有名な歴史的建造物がある上、海や山などの自然も美しいです。東京から和歌山へは深夜バスや飛行機などでアクセスしやすいために、旅行先として選ぶ人は多いです。
そこで、ここからは和歌山旅行でおすすめの観光名所を紹介します。
和歌山県のおすすめの観光名所といえば、アドベンチャーワールドがあります。こちらは、和歌山県白浜町にある大人気の動物ふれあい型のテーマパークです。最大の見所は、間近から7頭のジャイアントパンダを見ることができることです。
そもそもアドベンチャーワールドはパンダの繁殖実績が認められていて、日本のパンダの聖地とも形容されています。パンダがみんなで遊びまわる姿を見ることができるために、全国からたくさんの観光客が訪れているのです。
その他にも、アドベンチャーワールドではイルカやクジラのショーを大いに満喫できることも魅力です。海に面した「ビッグオーシャン」で、イルカがジャンプをしたり、輪をくぐったりと可愛らしい姿を見学できます。
目の前でイルカがスピーディーに泳ぎ回る姿は、大きな歓声をあげてしまうほどに圧巻です。会場全体が一体となって盛り上がるので、小さな子供は大喜びです。さらに、テーマパーク内にある自動販売機でエサを買えば、キリンやゾウなどの草食動物にエサやりをすることも可能です。
大きな動物にエサをあげるという体験は、めったにできることではありません。したがって、小さな子供連れのファミリーに大好評です。
和歌山県といえば、県の南西に位置する白浜温泉が非常に有名です。この白浜温泉は有馬、道後と並ぶ日本三古湯の一つといわれていて、1300年以上という長い歴史を誇っています。かの有名な日本書紀には、持統、文武天皇などの宮人も来泉したことがあると記載されているほどです。
白浜温泉の最大の魅力は、太平洋の雄大な景色を一望しながら温泉にゆっくりと浸かれることです。目の前の絶景、海の潮の香り、波の音など大自然を大いに満喫できることから、仕事や家事などで忙しく働いている人に大人気です。
また、白浜温泉というと泉質が高いことでも知られています。良質な塩化物泉なので高い保温効果や保湿効果があり、女性におすすめの温泉といえるでしょう。
インスタ映えスポットとしておすすめなのが、友ヶ島という大阪湾に近い紀伊水道に浮かぶ無人島です。こちらは元々、第二次世界大戦の時に軍事要塞として使われていた場所です。戦後はそのまま放置されるようになったことから、古い建物や廃墟がいくつかあります。
島の至る所に砲台跡があることから、ラピュタの世界を味わえると全国的に話題になっているのです。戦時中、友ヶ島の砲台は実戦には使われませんでしたが、明治時代から第二次世界大戦まで運用されていました。普段生活していては絶対に見ることがない景色を味わえることから、廃墟や砲台をバックに記念撮影をする観光客が多いです。
ラピュタの世界に浸りたい方は、訪れてみるといいでしょう。
和歌山県で雄大な景色を満喫したい方におすすめなのが、円月島です。そもそも円月島というのは、南北がおよそ130m、東西が35m、高さが25mほどの小規模な無人島のことです。その最大の特徴が、島の中央部分がきれいに丸く開いていることです。
そのユニークな形とともに白浜を代表する夕景ポイントとして地元民をはじめ全国的にも知られています。連日、夕方くらいになると、円月島の中央の洞穴の間に沈む夕日を眺めるために多くの観光客が集まります。夕日を堪能できる時間は、夏は6時30分、冬は4時30分頃と言われています。
したがって、美しい夕日を間近で見たいという方は一度遊びに行かれてはどうでしょうか。
和歌山県のパワースポットの地として知られるのが、那智の滝です。この那智の滝は、華厳滝、袋田の滝などとともに日本三名瀑に数えられています。また、ユネスコの世界遺産にも平成16年(2004年)7月に登録されたことから、日本だけでなく世界各地からの観光客が多い名所でもあります。
那智の滝のある地域は、古来より延命長寿の信仰が篤かったことから数多くの滝修行者や参拝者が参詣してきました。現在でも滝の水は延命長寿のご利益があるとされています。那智の滝には、「お滝もち」という有名なお菓子があります。
滝にたどり着くまでには、467段という長い石段を頑張って上らなければいけません。そのため、那智の滝を参詣した後に、甘いものを摂取して疲れを取り除くという目的で開発されました。お滝もちは、延命長寿を祈念して滝の姿をモチーフに作られたものです。
国産のもち米でできたお餅の中に、北海道産のあずきが贅沢に入れられています。甘みを抑えたつぶあんは素朴な美味しさで大人気です。那智の滝を訪れた暁には、お土産として購入されたらいかがでしょうか。